2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

日本文化とデザイン3

日付
2017年11月29日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:笹森 英樹

「なにごとも おわしますおば しらぬども かたじけなさに なみだこぼるる」 西行
 
 
講義もいよいよ残すところあと10回、全行程の3/4までになりました。
みんな多忙な中、年の瀬も押し迫ってくると、毎年欠席者が増える傾向にあるそうですが、
何とかここまで来ることができました。
 
そうです。わたくし皆勤賞です。今のところ。
このままフルコン目指してがんばります。
 
 
長谷部先生の講義、全3回中、最後の講義でした。
 
初回は日本文化とデザインの概念的、包括的なお話で、
直近2回は石器時代から江戸時代までの歴史や宗教を背景とした、
日本デザインの「なぜ」について詳しく講義していただきました。
(いままでは内容濃すぎて、なかなか江戸時代までたどり着けなかったそうです。)
 
意味も知らず、なんとなく日本人の躾として無意識にしていた行動や、発していた言葉、
当たり前だと思っていた家屋の作りには、大きな意味があるからこそのものだったりして、
「そうだったのか!日本語!」「そうだったのか!縁側!」「そうだったのか!床の間!、垣根ー!」なんて、
いちいち心の中で自分につっこみいれつつ、自分の文化度、教養の低さを痛感しました。
 
冒頭の一句は日本人の神観念を言い表したものの例として教えていただきましたが、
そんな、はかなさ、弱さ、仮と代の文化は、外国の方々にとっては、ある種倒錯的なフェティシズム。
もう東洋の神秘、ビシバシです。
 
スマホで自分に最適化された情報にしか触れない事に慣れてしまった自分に,
すこしづつ A WHOLE NEW WOLRD なヒントをくれるSTRAMD
 
入学してなかったら、こんな気付きなかったなあ、きっと。
 
追記:
中学時代に一夜漬けで詰め込んだ歴史上の文化人の名前がところどころで登場し、
「こんなもん覚えて何の役に立つんだよー!」なんて切れていた中2の自分を慰めてあげたいと思います。
 
俵屋宗達、尾形光琳、本阿弥光悦、、、
おーっ、それ知ってる!(でも知ってるだけ)
 
やっとすこしは役立ったかな、中2のときの一夜漬け。
 
いまさら中2の自分には言えないので、
 
うちに帰ったら、
「こんなの覚えても意味ないじゃん!」って、定期考査前に毎回切れまくってる、
反抗期真っ盛りの中2の娘に言ってやりたいと思います。
 
「それは大人になってから、あなたを豊かにしてくれる。」

《STRAMD》

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