2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2017年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

美的感覚錬成論1

日付
2017年04月19日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:加藤 朋義

「あなたは黄金比を信じますか?
信じる信じないの立場をはっきりさせて考察せよ。」
 
上記の宿題を受けながらの美的感覚錬成論の第一回目は、
今期初のワークショップ式講座。
学生時代以来、久しく手にしたことのない
コンパスと三角定規を握りしめながらの参加です。
 
冒頭に黄金比にまつわる動画を観賞。
ナレーションや説明字幕が一切挿入されず、
比率や数式によって美しくつらなっていく世界の描写にただ感嘆します。
 
「この動画にあることを感じてもらえれば、
本日の講義はおしまいです」と、うそぶく先生。
そこからワークショップを挟みながらの講義は、
『美的感覚』と冠しているにもかかわらず、非常に論理的に進み、
さながら黄金比を主軸とした知的な探索といった印象を受けました。
 
黄金比を実際に定規とコンパスで描くワークショップ。
出来上がったものをみて、「しっくりくる」という人もいれば、
「?」な人もちらほら。
 
黄金比は「美の絶対基準」なのでしょうか。
「あなたとわたしの感覚は同じか。
違うふたりは同じものをどう共有するのか」
さらに先生は投げかけます。
 
黄金比:Golden ratio
理知的:rational
美しく分けることは、知的美的なもののはじまり。
「分ける」ことは「分かる」こと、なのでしょうか。
 
非デザイン職の方にも、明解な展開が続き、
この知的な探索がどこに着地するのだろうと
とてもスリリングかつ興奮さえも覚えた2時間でした。
 
あなたは黄金比を信じますか? 

《STRAMD》

ローディング中