2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

社会性企業2

日付
2015年01月29日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:北畑 栄

STRAMDの講義中に毎回飛び交う新しい考え方や言葉達は
私の脳にバチバチと音を立てるほどの刺激を与えてくれる。
今回の佐藤先生の「社会性企業」についてもあまり聞きなれない言葉であり、
私はCSR(企業の社会的責任)との違いもよく理解はできていなかった。

今、「企業の社会性」が問題になっており、従来の経済成長や市場拡大、利益を追い求めてきた企業が、
自身の目的や企業の役割を見失っているという。
経済成長の結果たる利益が企業も個人も社会も幸せにすることが出来るはずとの方程式が
成り立たない時代が来ていることは確かである。
私たちは、ものがあふれあらゆるものが過剰な今日、
働く意義、成長の意味、社会や個人の幸せとは何かを考える必要があるという。

時代は大きな分かれ目、「経済のパラダイムシフト」を迎えているとの佐藤先生の指摘。
この岐路に立つ私たちにとって大切なキーワードを先生に示していただいた。

・社会貢献という発想
・協同・共創という発想
・越境発想と創発効果、共創関係
・つながり
・一人称としての物語
・マネーからケアーへ
・ソーシャル・アントレプレナー(社会起業家)の重要性

以上の内容を簡単にまとめると
・人や社会にとっての夢や目的、幸せの意味が変化している。
・企業だけが変わらないわけにはいかない。
・むしろ企業は積極的にその目的や存在意義を問い直して変化することが求められる。
・またその変化も多様であり、多くの可能性を秘めている。

第1回目の講義に出席できず、ビデオ補講を受けて今日の講義に臨んだのであるが、
内容も濃くて深く、うまくまとめることはできなかった。
しかし、濃くて刺激的な先生の講義の時間は難解で面白い演劇を観ているようであり、
終了後爽快な気分になる講義であったと思う。

最後に先生に教えていただいた「アメリカの心」からのメッセージを記しておきたいと思う。
私たちに勇気を与えてくれる言葉がちりばめられているのだから。

轍から抜け出そう

オスカー・ワイルドは言った。
「不変は想像力のない人間の避難所なり」と。
だから6時5分に起床するのをやめて
5時6分に起きてみよう。
夜明け前に1マイル歩いてみよう。
会社までドライブする新しい道順を見つけてみよう。
あなたの伴侶と次の土曜日、家事分担を交替してみよう。
中華鍋を買ってみよう。
野生の花を研究してみよう。
どこか郊外の新聞を購読してみよう。
真夜中にカヌーを漕いでみよう。
イタリア語の会話を勉強してみよう。
何人かの子供に、君の一番得意なことを教えてやろう。
休まずに2時間モーツァルトを聴いてみよう。
エアロビクス・ダンスを始めてみよう。

あの轍から飛び出そう。
人生に味付けするのだ。
忘れてはいけない、この道は誰もが
1回きりしか通らないんだってことを。

《STRAMD》

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