2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

ソーシャルメディア

日付
2014年10月23日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:栗原 知也


神原弥生子先生、内山幸樹先生によるソーシャルメディアをテーマとした講義(下記3部構成)。
・ソーシャルメディアの歴史(神原先生)
・ソーシャル・ビッグデータを活用した経営デザイン ~企業におけるソーシャル時代の「攻め」と「守り」~ (内山先生)
・神原先生と内山先生の掛け合いによるトークセッション・Q&A

ソーシャルメディアについていまさら聞けない状況に陥っていた私にとって、全体像の理解に加えてビジネスへの示唆として、とても関心のある内容。

まず神原先生より、STRAMDでのこれまで登壇された際の講義内容を振り返りながら、ソーシャルメディアの発展の歴史について説明があった。
個人や企業がフラットにコミュニケーションをするようになった状況下で、ニュースリリースがHPからだけでなく、Twitter、FacebookやYouTube等との組み合わせで発信され、その情報流通もHPからの各メディアへ拡散させる一方向だけなく逆の経路を辿るケースや、1つのコンテンツで何回もニュースを発信していくケース等、とても興味深い。
また、「B to B」、「地方」企業における現状や課題についても言及があり、企業のIRサポートに携わった私にとっては大変参考になる。

続いて内山先生より、ソーシャルメディア世界のデータ分析例として、ソーシャル・ビッグデータを活用した多数の事例説明があった。
ビジネスアイデアの構築やマーケティングにおける強力なツール・ソリューションとして、しかも広範囲の領域でソーシャルビックデータの活用可能性をまざまざと感じるとともに、実践してみたくなる。
ソーシャル・ビッグデータを活用して「リアル」の世界を「俯瞰・予測」するには、仮説の立て方、そしてデータからノイズに惑わされずにどこまで深層心理・潜在的な部分を読み取れるかが重要との認識を持った。

そしてビジョナリー内山先生からの未来の話として、世界は1つの脳として、今は人々がいろいろと意見を言っているだけの状態から、今後は意思決定するようになるという、とても刺激的なコメント!

最後のトークセッションでは先生方がQ&Aをリードする形式であったので、講義内容の整理・理解が進みとてもありがたった。

膨大な情報の海の中で、私たちが「デザイニスト」として如何に情報を取得・発信・活用していくかを考えさせられた。

《STRAMD》

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