2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

エモーショナルビジネスデザイン論2

日付
2014年10月22日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:安部 敏

「エモーショナル・ビジネスデザイン論」の第2回目。今回もとても刺激的で実践的な内容だった。多くの事例紹介とワークショップの交えてのクラスで、理解しやすく、楽しみながらあっという間の時間だった。

これからの一時的競争優位の時代を生き残るにはイノベーションを起こし続けることが必須条件になってくる。競争優位が持続すると思い込んでいる企業は、知らず知らずのうちに追い込まれてしまう。そうならないために「change & Adapt」を連続的に行っていかなくてはいけない。

実際にイノベーションを起こせなかった企業と変革に成功した企業の顛末がどうなったかといった事例になぞらえて、先を甘く見ていないか!自ら変革できるか!といった、企業にも起業家精神が必要であることを学ぶことができた。

ただし、商品・サービスレベルでの差別化は難しくなってきており、ビジネスモデルそのもので差別化できるかどうかが重要なポイントとなってくる。このビジネスモデルをデザインする力がこれからのリーダーには必要な要素となってくる。

ここで問題となってくるのが、ビジネスモデルを検討するための「共通言語」がないことだ。クラスではこの解決策として、ビジネスモデルキャンバスを伝授してもらった。とても分かりやすく使いやすいフレームワークで実践的なものだった。

分かりやすい事例でビジネスモデルキャンバスを理解したあとは、実際に手を動かして自分で、さらに周りの人たちと一緒にこれをつくるワークショップがあって、このモデルの実践性の高さを体感することができた。

このビジネスモデルキャンバスから発想し、仮説をデザインし、検証し具現化するというプロセスで新規事業を開発していくことが、他社に先んじて勝てるビジネスモデルをつくるこれからのやり方になってくるであろうということだ。

次回は、エモーショナルなビジネスをデザインするためのイノベーションリーダーシップがクラスのテーマになっている。開講日が待ちきれないくらい楽しみだ。

《STRAMD》

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