2013年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2013年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

サステナブルデザイン論

日付
2013年10月17日 19:00~
場所
USTREAM STUDIO AOYAMA TOKYO 1st
受講生の感想

記:馬場 崇仁

記:STRAMD4期 馬場崇仁

STRAMDの中でも楽しみにしていた講義の一つ、
益田文和先生のサステナブルデザイン。
他の講義でも毎回大きな刺激と難問を突き付けられるが、
今回の講義で突き付けられた難問は重要かつ最大の難問でした。


サステナブル[sustainable]
「持続可能性」とよく訳され、近年見聞きする言葉ですが、
思っていた以上に複雑で、大変な事を意味する言葉だと知りました。


両親が環境問題に熱心であり、自身もボーイスカウトに所属していたので
幼少の頃よりエコやオーガニックが身近な存在でした。
なのでここ数年のエコブームには疑問を常に持っていました。


エコ、エコ、と叫ばれるがゴミは減らない、環境破壊に対し反対と叫ばれるがポイ捨ては無くならない。
いったい誰が何の為に行っているのか。
目に見えない知らない人を批判するよりも目の前のゴミを拾い、周囲の人に自然の大切さを説き、
自然の中で過ごす方が小さなステップだけど重要だと思います。


爆発的に増え続ける人口、このままだと資源の使い果たし滅んでしまうであろう人類。
そんな人類の先輩にあたる20億年前に地球史上最大の環境破壊をしたシアノバクテリア。
この二者を比べるのは少し変ですが、大きな違いは私たちには考える事が出来る脳みそと他人を思いやる心がある事。
知恵というDNAが今までの生物と大きな違いであり、地球の運命は変えられなくても、人類の運命を変える力はある。
と思います。


デザインが他者の気持ちを読み解き形にするモノであれば、
地球上の生物に対しても同じ想いで、より良い未来をデザインする事も可能なでしょうか。
歴史や文化の違う人々に共通の価値を説き、より良い世界をデザインする事も可能なのでしょうか。


日々の生活の中で出来る事はあるのか、未来を変える事が出来るのか、
脳みそをぶん殴られるような講義でした。


※下記は講義中も話に出た太平洋ゴミベルトの話。より多くの人に知ってもらいたい現実です。

http://wired.jp/2009/08/24/%E5%A4%AA%E5%B9%B3%E6%B4%8B%E3%82%B4%E3%83%9F%E3%83%99%E3%83%AB%E3%83%88%EF%BC%9A%E3%83%97%E3%83%A9%E3%82%B9%E3%83%81%E3%83%83%E3%82%AF%E3%81%AE%E6%BF%83%E7%B8%AE%E3%82%B9%E3%83%BC%E3%83%97%E3%81%A8/

《STRAMD》

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