2013年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2013年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論3

日付
2013年06月13日 19:00~
場所
USTREAM STUDIO AOYAMA TOKYO 1st
受講生の感想

記:平部 利雄

2013年6月13日 カテゴリー:戦略経営デザイン論

記:四期生/平部 利雄

本日の後半の講義は・・・
「STRAMDに至る経緯」

前半の講義が終わり、21時からは中西先生の経歴とSTRAMDができるまでの話がメインでした。
またPAOSが生まれるまでの経緯など、中西先生のパーソナルな話ではありましたが、
非常に自分の心に響く内容でありました。

・思い切りをもった決断が時には重要
・受け手発想の重要性
・真剣に思い続ける事で見えるもの、変わる事

以上の3点が中西先生からのメッセージであったように感じます。
日本のビジネスの第一線でデザイン戦略で企業の情報価値を創造して実経済に影響させてきた中西先生の
言葉には非常に重みがあり、芯を感じさせられました。

デザイン的思考(ビジネスで使える思考力)、流行ではない原則を中西先生の言葉の端々に感じながら。
50年前の桑沢研究所授業風景の写真を眺めていると、今、自分たちが学ぼうとしている事の貴重さを実感する次第です。

あっという間の2時間が過ぎ、中西先生が学生時代の桑沢の講師陣の顔ぶれにに圧倒して、
日本のデザイン業界を牽引してきた人たちの価値観を少しでも自分のなかに取り込んでいこうと心に誓う次第でした。


受講生の感想

記:岩村 宙

記:四期生 / 岩村 宙

本日の前半の講義は・・・
「経営にDesign Thinkingを」

本日はPAOSグループ 代表である中西先生が
過去に業務で関わってきた企業を題材にしたCIに関する講義でした。

先生がCIのコンサルティングをした企業に
KENWOOD、ダイエー、小岩井乳業、ブリヂストンなどがありますが、
その多くがCI導入後、業績が上がりました。
DesignがBusinessに影響することを実践されてきたのだと思います。


特にブリヂストンとのお仕事に関して多く説明がありました。
例えば、なぜブリヂストンのロゴがBRIDGESTnEでNでないのか。
実はゲジュタルト心理学に基づいています。

また、ブリヂストンは創業時、海外メーカーを参考に社名やコーポレートマークを考えたのですが、
http://www.bridgestone.co.jp/corporate/history/story/02_02.html
① 当時のキーストーンマークは知名度が高いのに対し、好感度が低かった。
② キーストーンマークのBSがアメリカでは品がなく捉えられた。
③ そもそも、消費者からしてみればタイヤメーカーがなぜキーストーンマークなのか…
社内では愛着があり、コーポレートマーク変更に対し多くの反対があったらしいですが、
最終的にイメージ軸、システム軸、機能軸から
現在のブリヂストン(先生が考えられてから少し変更が加えられていますが)のコーポレートマークやロゴになりました。

これを聞き、デザイナー川崎和男の本「デザイナーは喧嘩師であれ」を思い出しました。
時にデザイナーはクライアントからの要求を単に呑むだけでなく、
ファクトを持って強く提案し共感を得ないといけない。


●人間力 = 体力 + 知力 + 「感性力」
●暗黙知でも形式知でもない「感判知」
Product OrientedからMarketing Orientedの時代に移行する中、
先生がおっしゃる「感」の部分を磨いていきたいと思います。

また、本日紹介があった言葉” Good Design is Good Business.”(IBM Watson Jr.)
その言葉を信じ、今後も学んでいきたいです。


ちなみに先生の提案で、これから直島ツアーがあるらしいです。
以前行った時から、暫く経っているので久々に直島のアートに触れてみたいです。

《STRAMD》

ローディング中