2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

ファッションと社会

日付
2012年05月17日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
ファッションは社会を反映する
受講生の感想

記:正寶 一利

第8回 記:正寶 一利


幼少の頃から洋服が好きでファッションには多大の興味があり、数あるSTRAMDの講義で最も楽しみに
していたのが、横森先生の講義でした。
前日の夜は眠れないくらい久々のワクワクした高ぶる気持ちで授業を迎えました。

冒頭の横森先生の自己紹介で、2002年にワールドより『スマートピンク』というブランドを
立ち上げられました。
購買力のある働く女性をターゲットとした洋服は多いものの、ライフスタイルの多様化した女性
のニーズにマッチした服は本当に存在するのだろうか?と私自身考えていた時期がありました。
横森先生の「欲しいものの方向性は若い人と同じ」という感覚、
「おしゃれは若い人から」ではなく、「おしゃれは大人から」という発想
に深く感銘を受けました。

講義は、
ファッションの歴史から始まり、ファッションの本質(価値観の転換・変化)、
ファッションの構造(システム)の変化について横森先生の凄まじいエネルギッシュなトーン
でまたユーモアを交えた面白深い内容で2時間という時間があっという間でした。


ファッションと社会についての関わりについては、ここ数年よく考えていましたが、
講義中にハットと気づかされたことがありました。
『歴史から教訓を引き出す』と言われるように、現在私たちが着ている、衣服(ファッション)
はどこから来ているのか?
といいう服の歴史については考えた事がなかった。
現代服の祖と言われるCOCO CHANELの軌跡~カジュアル服・スーツの起源から、
『ファッションとは独自に存在するのではなく、その当時の社会や環境、状況とリンクする』
ということです!!!

また、印象に残った桑澤洋子先生のフレーズ
-Form follows function-
(形は機能に従う)

この講義を終え、新たな視点で「ファッションと社会」(特に私はファッションとデジタル社会)
について深く考えていきたい。

《STRAMD》

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