2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論3

日付
2012年05月15日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
(合同授業)自伝的体験的デザイン論
受講生の感想

記:伊藤 賢

第7回 記:伊藤 賢

ざわざわと数百人、黒山の人だかり。
教室には所狭しと受講生がひしめいていた。

本日はデザイン専攻科の生徒との合同授業。
若々しいエネルギーに圧倒されつつ、STRAMD陣は教室左端に着座。
どうやら別の専攻の生徒らも多数モグリ込んでいるようで、
席のトリ合い、オシ合いヘシ合い、早くも熱気に包まれている。

其のこれからを担う若い世代へ向け、
先生ご自身の「自伝的・体験的デザイン論」からスタート。

桑沢から早稲田までの学生時代。
この日のために発掘された当時の写真に、
学生らしい微笑ましいエピソードを添え、
どう「デザイン」と向き合っていたかを、
生徒の気持ちに合わせ、分かりやすくお話しいただく。

その後「デザインでどこまで何ができるのか」
「自分自身をデザインしていくこと」と講義が続く。
内容はこれまでの復習となるところも多いが、
いつにもまして柔らかく分かりやすい。
やはり若い世代向けにアレンジしているからだろうか。

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 デザインとは人に花を贈るようなものである
 E.ソットサス

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先生は講義という触媒を介して、人に伝えるデザインの有り様を
身をもって示してらっしゃるのではないだろうか。
なんて貴重な体験なんだろう。。

そして
『デザインは「実力主義」が認められる素晴らしい職業なんだよ』というメッセージ。
多くの生徒が力強く励まされたに違いない。

さらに
『デザイン業は気配り業だから』というご説法。
多くの生徒の耳に激痛が走ったに違いない。

現在、日本企業や社会の「デザイン」に対する一般認識は、
デザイン分野が美大に併設されてきた教育背景や、
作品主義的なデザインの蔓延によって、
元来の「デザイン」と大きな乖離が生じてると感じる。
この問題を、共通言語化し、形式知化し、
解決していくことが自身の大きな命題。

今後の先生の一言一句一挙手一投足、
逃さず食らいついていきたい。

《STRAMD》

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