2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

美的感覚錬成論1

日付
2012年04月24日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
総論:思考 類型思考から脱出できるか?
受講生の感想

記:三嶋 浩太

第3回 記:三嶋浩太

 「美的感覚練成論」の第1回目。

 本日は、金子先生の自己紹介から始まり、今後の授業の総論的な話であった。
 また、2つの宿題が、事前に出されていて、一つは空間認識的なもの 二つは「禅問答」である。どちらも難易度が高く、「類型思考」(日頃の活動範囲の中でパターン的な思考)に陥りがちで、そういうものを排することの重要さが実感できる宿題であった。
 今後は、「思考」「黄金比」「名画」「アルファベット」「漢字」「言語」という内容を通して、「美的感覚練成」を展開されていく。


【所感】
 桑沢らしいデザイン的雰囲気を感じる授業であった。

 本日の講義で印象に残ったのは、難しいことにチャレンジするという意の「撰難」という言葉。 誰もがチャレンジしないことにこそ、独自の世界・地位を築けるものであり、これは、誰もが見向きしないような、いわゆるニッチ業界でも成り立つ話だということを想起した。そういう分野で活躍する企業等は、後から参入しようとする企業が頑張っても、なかなか辿り着けない技術やノウハウなど、強いスジを持っているものである。

 また、金子先生が若き日にデザイン分野に入ろうと、中西先生に出会ったというエピソードから出た「最高の人に若いときに会う」というメッセージは、非常に思いものと感じた。

 授業の開始に際して、事前に課題となった「形状のパターン展開」と「禅問答」の2つの宿題は、日常では使わない頭の機能を使うモノでした。前者は選択肢から答えを選ぶものの、何とか答えに辿り着く。しかし、答えが分かった時の頭に流れる感覚はすこぶるいい。後者は・・・、各自の解釈を論文にまとめることがGW中の宿題となり、奮闘しそうであり、「類型思考」の頭にならないように気をつけたい。

《STRAMD》

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