2020.11.09
ニューノーマル時代に学ぶべきCI・戦略経営デザインの本質全3回特別集中講座オンライン(ウェビナー)のお知らせ
2018.01.10
《STRAMD》2018年度第9期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
2017.01.16
《STRAMD》2017年度第8期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
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第2回 記:古石卓巳 ■内容 「 □(四角)はどう描けば四角に見えるのか?」 一昨日の自己紹介プレゼンの熱気が冷めやらぬ中、この謎かけから記念すべきSTRAMD第3期最初の講義は始まった。 まずは、中西先生自ら40年以上PAOSで培ってこられたパラダイム10、つまりデザイン思考に必要な10個の「視座」を、惜しげもなく披露していただいた。バブルの残り香さえする93年のVTRも交えながら、STRAMDアプローチの目次とキーワードが次々と示されていく。 経営に於けるデザイン思考では、形式知と暗黙知の間、人・モノ・カネ・情報を超えた「知的・美的」領域にフォーカスする。物的価値よりも歴史を超越できる情報価値に、また市場原理より社会原理に重きを置く。常に既成概念を疑い(Think Creative)、相手のことを考え(Art≠Design)、対症療法より予防医学を目指す。脱工業化社会では「デザイニスト」として「核・拡デザイン」を考えるべきetc・・とても400字には収まらない豊かな世界である。 ■所感 私はこのSTRAMD受講に当たって、「デザインとは、戦略を組織の中で効果的に実行するための優れたコミュニケーションツールである」と仮説を立てている。MBAのアプローチでも、優れた分析による優れた戦略を立案することはもちろん、これを伝え確実に実行する必要性までは言及する。 しかし、人は“論理”だけでは動かない。特に変革の現場に於いては“情理”も要る。戦略が仮説である以上、伝え実行し続けなければ価値は生まれない。ましてや戦略そのものもコモディティ化する時代である。 どうすれば伝わるのか? ここで、意味訴求より感性訴求を得意とするデザインコミュニケーションが、効果を発揮する領域がある。良いデザインには、外側から巻き込んでいく「底力」があるからだ。この知見の端緒を得たのが、本日の最大の収穫である。 「デザインの底力」、すごそうである。 この1年、四角同様に「思考のエッジ」を立てて、じっくりと向き合いたい。
第2回 記:古石卓巳
■内容
「 □(四角)はどう描けば四角に見えるのか?」
一昨日の自己紹介プレゼンの熱気が冷めやらぬ中、この謎かけから記念すべきSTRAMD第3期最初の講義は始まった。
まずは、中西先生自ら40年以上PAOSで培ってこられたパラダイム10、つまりデザイン思考に必要な10個の「視座」を、惜しげもなく披露していただいた。バブルの残り香さえする93年のVTRも交えながら、STRAMDアプローチの目次とキーワードが次々と示されていく。
経営に於けるデザイン思考では、形式知と暗黙知の間、人・モノ・カネ・情報を超えた「知的・美的」領域にフォーカスする。物的価値よりも歴史を超越できる情報価値に、また市場原理より社会原理に重きを置く。常に既成概念を疑い(Think Creative)、相手のことを考え(Art≠Design)、対症療法より予防医学を目指す。脱工業化社会では「デザイニスト」として「核・拡デザイン」を考えるべきetc・・とても400字には収まらない豊かな世界である。
■所感
私はこのSTRAMD受講に当たって、「デザインとは、戦略を組織の中で効果的に実行するための優れたコミュニケーションツールである」と仮説を立てている。MBAのアプローチでも、優れた分析による優れた戦略を立案することはもちろん、これを伝え確実に実行する必要性までは言及する。
しかし、人は“論理”だけでは動かない。特に変革の現場に於いては“情理”も要る。戦略が仮説である以上、伝え実行し続けなければ価値は生まれない。ましてや戦略そのものもコモディティ化する時代である。
どうすれば伝わるのか?
ここで、意味訴求より感性訴求を得意とするデザインコミュニケーションが、効果を発揮する領域がある。良いデザインには、外側から巻き込んでいく「底力」があるからだ。この知見の端緒を得たのが、本日の最大の収穫である。
「デザインの底力」、すごそうである。
この1年、四角同様に「思考のエッジ」を立てて、じっくりと向き合いたい。