2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論1

日付
2012年04月19日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
STRAMDとParadigm10 基本姿勢
受講生の感想

記:古石 卓巳

第2回 記:古石卓巳


■内容

「 □(四角)はどう描けば四角に見えるのか?」
一昨日の自己紹介プレゼンの熱気が冷めやらぬ中、この謎かけから記念すべきSTRAMD第3期最初の講義は始まった。

 まずは、中西先生自ら40年以上PAOSで培ってこられたパラダイム10、つまりデザイン思考に必要な10個の「視座」を、惜しげもなく披露していただいた。バブルの残り香さえする93年のVTRも交えながら、STRAMDアプローチの目次とキーワードが次々と示されていく。

 経営に於けるデザイン思考では、形式知と暗黙知の間、人・モノ・カネ・情報を超えた「知的・美的」領域にフォーカスする。物的価値よりも歴史を超越できる情報価値に、また市場原理より社会原理に重きを置く。常に既成概念を疑い(Think Creative)、相手のことを考え(Art≠Design)、対症療法より予防医学を目指す。脱工業化社会では「デザイニスト」として「核・拡デザイン」を考えるべきetc・・とても400字には収まらない豊かな世界である。

■所感

 私はこのSTRAMD受講に当たって、「デザインとは、戦略を組織の中で効果的に実行するための優れたコミュニケーションツールである」と仮説を立てている。MBAのアプローチでも、優れた分析による優れた戦略を立案することはもちろん、これを伝え確実に実行する必要性までは言及する。
 しかし、人は“論理”だけでは動かない。特に変革の現場に於いては“情理”も要る。戦略が仮説である以上、伝え実行し続けなければ価値は生まれない。ましてや戦略そのものもコモディティ化する時代である。

 どうすれば伝わるのか?
 ここで、意味訴求より感性訴求を得意とするデザインコミュニケーションが、効果を発揮する領域がある。良いデザインには、外側から巻き込んでいく「底力」があるからだ。この知見の端緒を得たのが、本日の最大の収穫である。

「デザインの底力」、すごそうである。
この1年、四角同様に「思考のエッジ」を立てて、じっくりと向き合いたい。



デジタルハリウッド大学院と連携5年目 2017年度第8期開講

《STRAMD》

ローディング中