2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

名所づくり

日付
2010年07月24日 19:00~
場所
東京ミッドタウン
概要
一人の人で一つの物で一軒の店で街は変わる
受講生の感想

記:野田 泰平

第30回 記:野田泰平

赤坂 無限 クラブ これがきっかけだった。

■北山先生が感じる日本のおかしな点

~ルールが日本の元気を奪っている。

~コミュニケーションがないままプロジェクトが進んでいく。

これは先日の講義の内容を思い出すと

・法律を守って規律を守る。  ← 求心

・法を破る  ←  遠心

こういうとらえ方もできる。

これは日本人の価値観がハンディーになっている。
例えば。。。

ルールが均一化  ←  創造がとまる。

場所は人が出会う場所。

隣の国は別世界。
1992年の初任給
中国   8000円
日本  180,000円

上海は500m歩くと2000坪の公園がある
 → これをテーマ(ルール)にしている。

このルールにより公園に植えるための樹が必要になり、
木を育てるための場所ができている。

■ここで、ルールの概念が2つあることに気づく。

一つは、創造を抑制するルール。

言えば求心。
求心のルールは正しいことを定義するルール。
これにより人は決まったことだけ行い、その道から外れないように
同じことを繰り返す。
この状態になってしまっては成長はなく、先には衰退しかない。

もう一つは、創造を引き出すルール。

言えば遠心。
遠心のルールは、哲学から生まれる個性や方向性を定義するルール。
これにより人はルール内で、いかなる可能性があるのか考え
新しい価値を創造する。

現状の日本はすべてが過剰になってしまっている
マニュアル  →  画一化
  
このような効率/利回りという考え方は長続きしない。
 ↑ 求心


例えば、消費をしないで豊かな暮らしはできないのか?
 ↑ 遠心
例えば、商業施設に行ってお金を払うのではなく、お金をもらうことができないか?
 ↑ 遠心


■遠心力を鍛える考え方~

「自分の日常のなんでやねんを考える。」

例えば、
・夏にスキー  “なんでやねん!!”
・海の目の前にプール  “なんでやねん!!”
・銀座の東急ハンズ(←これは私の質問の回答)  “なんでやねん!!”

過去の日本は消費や、生産、製造することで、精神的に満足していた。



もうすでに、大量生産・大量消費の時代は終焉。

過去

         人

         ↓

人   →   モノ   ←   人

         ↑

         人

これから

         人

   /     ↓    ?

人   →   人   ←   人

   ?     ↑    /

         人

その先に

        人

   /    ↓    ?

人  →   文化   ←   人

   ?    ↑    /

        人

■北山先生の事例

・フロムファースト



<住・働・遊>を一体にする
? → ? への考え方の変換
フロムファーストストリート計画

・KOBE BLOCK30
・大丸神戸



街の再生

■遠心力を鍛える考え方~

欲を抑える  →  作法が生まれる

作法を作れば、家が栄える。

■先ほど、大量生産・大量消費の終焉とあったがその高度経済成長の象徴が百貨店。

浪費の先にある今後は。。。



情報とサービスを扱う百貨店。  →  教育、自己啓発

マーケットと社会は一体である。
だからこそ、広場が必要。

広場が生活の必需品  →  利用者がお金がかからない。

これは、生活者が心地よい。  →  浪費ではない別の価値。

■街そのものが 「 メディア 」 という考え方。

今まででと違う必需品。

 「 モノより、思い出 」

商いは下情。

→犯人(問題)をつかまえる(見つけ出す)ためには、
日常に入り込まないと見つからない。

○講義後の私の質問
「日本は失ったもの探すように、昔の日本に帰りたいのか?帰るのか?」

それに対する回答に関連づけて説明された内容
■3つのカン

 ≪ 勘 ・ 感 ・ 観 ≫

街を変える。  →  楽しい必需品が必要。

これは21世紀を生きるということを考えるということ。

北山先生の事例

日本橋再建

 “ 歴史、川、神社の再建 ”

→ 街ごと日本製。橋を渡れば本当の日本がある。  →  路地を主役にする発想

(その場に行かないと感じない。Webではない、リアル。)

日本は公の場が貧しい。

日本性   →  日本製

・400年の伝統を大切にする。
・五感中心の発想。

日本製の誇り

 → 植 福
 → 分 福

今回の講義は前期の締めくくりとしては最高の講義であったように思える。
今までの学びが集約されていくのがわかった。

■これは私の個人的な前期のまとめ。

・現状の課題

近代化とともに西洋化してきた日本は、大量生産・大量消費のもと浪費する幸福をしり
幸せの価値観が変化してきたが、合わせて先進国の中で求心の力が強い国民性に
なってしまいエネルギーが内に、内に向いてきた。

また便利という人間中心思考により、人に便利であれば地球環境、
そのほかの多種多様な生物ことは考えておらず、先進国として、
後進国の成長、地球規模での反映とバランスを唱える必要があるなか
何もできないでいる。

結果、日本は人口増加が止まり合わせて国力の競争力や成長力が衰退していき
国自体、国民全体に停滞感、飽和感そしてなぜか満足感が充満し、
日本らしさ、日本人らしさが消えていきつつある。

それにもかかわらず、モノがあふれている世の中でさらにモノを作り続けて。
作る以上に捨てる世の中になってしまった。

モノがあふれ、豊かになり、真似するものもなくなってしまった。

さぁ STRAMDのデザイン思考でこの世の中、日本を Design しよう。

・今後の方向性

これからの日本人がナショナルアイデンティティを考えるときに 
“ 文化 ”をどう扱うかが重要な問題。
これは講義の中でもいろんな講師の方たちが議題に挙げられている。
(ただ“ 文化 ”という言葉自体がBig Wordなため意味するところが人によって異なる。)

しかし今の日本人が自分たちの失った日本文化を憂い、
昔にもどろうとしても今の価値観が許さないだろう。

しかし、イニシエーターとしてのDNAをもつ我々日本人は過去にその時代、その時代に
求心的に世界をリードしていたものを積極的に、また強制的に取り入れ
 “ マネ ” をしてきた。
その中で日本人は日本製にカスタマイズして改善し、新しい価値を創造してきた。

“ マネ ”が得意で、さらにそこから新しい価値を創造することが得意な日本人が
“ マネ ”するモノがなくなり、方向性を見失っている今、外に
“ マネ ”するものがないのであれば、過去の自分たちの歴史や文化を
“ マネ ”することで今の時代に合った新しい日本文化を創造できるのでは。

(↑少しクドイですね。。。)

日本が行ってきた“ マネ ”とはまさに Design である。

文化という捉える領域が広い世界で、日本の新しい文化価値の創造を
STRAMDのデザイン思考で生み出していく。


これが個人的な前期のまとめになります。
後期はさらに具体的に各自がSTRAMDのデザイン思考から創造できるように
取り組んでいきたいです。

これまた個人的な後期の課題と目標ですが
文化の取り扱い方の具体化に課題があるので  
 【 文化というプラットフォーム 】というものを
STRAMDのデザイン思考で創造したいと考えています。

よろしくお願いします。

野田泰平

デジタルハリウッド大学院と連携5年目 2017年度第8期開講

《STRAMD》

ローディング中