2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

奈良時代の仏教美術の基本を知ろう

日付
2010年06月19日 19:00~
場所
東京ミッドタウン
概要
奈良時代と仏教美術のきほんを知ろう
受講生の感想

記:名取 誠

第20回 記:名取 誠

奈良美術は仏教美術が日本様式で独自に成長・発展をした奈良時代の日本文化である。紀元前、インドで釈迦によって創始された仏教が中国(漢)に渡り漢文に訳され、その後、朝鮮半島(百済)を通して日本に渡来した。仏教の 渡来は教典だけではなく仏教美術も共に渡ってきた。
仏教美術とは寺院建築、仏像彫刻、仏教絵画、法具、その他の工芸などがあり、教典の布教と共に拡まった。最初に飛島寺、そして法陸寺など寺院建築、装飾壁画、礼拝対象として仏教彫刻、画像が建立、創作された。それが710年平成京遷都から始まる奈良時代数多く建立されていった。

この事により創作者たちも数多く育てられ、また創作技術、創作道具(仕上げ鉋など)も発達し成熟期を迎え、ここで日本を代表する東大寺の巨大木造建築と大仏像が建立された。この東大寺により、外国より渡来した仏教美術が日本独自の成長・発展を遂げ奈良美術、奈良時代の日本文化として広く海外からも評価される。

私は今回の講座を通して中西先生が戦略デザインの講義で言われる2つのことより強く想った。ひとつは、日本人は異文化を受け入れ、それを日本様々で成長させ日本独自の文化に発展させる能力があり、1000年以上前にこのことを実証していたこと。
もうひとつは、戦略デザインの拡デザイン政策方針、表現表像、新事業領域、理念企業存立、公共的社会的価値、文化的環境的価値の6つのデザインをデザイニストとして、この「見えない事」のデザインを如何にするか今後の目指す事が見えてきたことである。

《STRAMD》

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