2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論11

日付
2010年09月14日 18:30~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
Prospectus10とparadigm10
受講生の感想

記:野田 泰平

第37回 記:野田泰平

今回の講義は、いま行っている課題の取り組みで前期の学びを活かしきれていないという

中西先生のご指摘がありまして

■講義の基本視座と姿勢である

STRAMD Prospectus 10 応用版

「メタプルヌール(蘇業)&個業化」の時代に入った日本企業

■デザインが導く「知的美的経営」

STRAMD Paradigm 10

「メタプルヌール(蘇業)を目指して」

このSTRAMDとしての軸である考え方の復習から始まりました。

今回のブログは印象深い点を箇条書きのように記載していきます。

内容が伝わりにくい点、ご了承ください。

●「How to」ではなく「Why to」

また

「ゴール」よりも「ディレクション」

答えを覚えるのではなく、答えの出し方を会得する。

●常に「良い、悪い」と「好き、嫌い」の2軸で考える

●「現場、現物、現状」主義

→ひとつひとつが平面(単体)で考えるのではなく

「連続体」観察を旨とする。

●五感で受け、五感で発する

●感動的な経営環境を創造する

●デザインの4象限

第一象限

→作家、作品のような専門性

第二象限

→その専門性に+マーケティングのような専門知識を加える

第三象限

→経営知識がベース+デザイン知識(プロダクト系が多い)

第四象限

→企業レベルの経営戦略+デザイン知識(企業全体の取り組み)

→ここがSTRAMD

●DesignのMission

□核

1.審美性

2.快適性

3.安全性

4.倫理性

5.個性(相対的な個性)

□拡

1.方針、政策

2.表現、表象

3.新事業、事業領域

4.新理念、存立

5.公共的、社会的価値

6.文化的、環境的価値

・伝えるに値する価値を見つけ出す。

・先ず、「マイナス」をださない、その次に「プラス」をだす。

●デザインとは人に花をプレゼントするようなもの。

●高度情報化社会における「経営資源」&「マーケティングマネージメント」

経営情報資源の見直し ⇒ 物的価値から情報的価値へ

ヒト、モノ、カネ、情報 ⇒「 体力 」



創造力、洞察力、開発力 ⇒ 「 知力 」



表現力、演出力、伝達力 ⇒ 「 魅力 」

●企業の在りたい姿、在るべき姿

生産性

/     ?

経済性   ―   文化性

この関係性の中で企業の姿を描いていく。

●川戸産業

川上 ⇒ 川中 ⇒ 川下 ⇒ { 川戸 }

「戸」とはそもそも、交じり合うという意味をもつ。

江戸は海と河が、神戸は神と神が。

市場の中では【 C2C 】で、顧客同士が交じり合う、

SNSのようなもの。

その文化から今は【 C2B 】のようなものも生まれている。

大切なものは、「 C 」が動く戦略を立てることだと感じた。



『講義を通しての私の気づき』

STRAMDも本日から後期がスタートしました。

これからの6か月もあっという間だと思います。

受講生の皆さんにとって残りの6か月が有意義な時間になるように

また今後のSTRAMDにとっても有意義な時間になれるように自分ができることを

考えながらこの6か月を過ごしたいと思います。

先生方、受講生の方々、よろしくお願いします。

今回は前期の復習ということで、今までの学びを振り返ったが

STRAMDの取り組みはデザインするる本質を見つける、見抜く

ことではないかと最近考えている。

この見えない本質というか問題を解決する仕組みを体系化できないものか。

事例の中で経験から生まれたものが、より戦略的に再構築されたものが

中西先生がやられてきたPAOSの中にもPAOS流として流れるものがあったのでは?

最後の答えは人によって違うかもしれないが。

後期の私の個人的な目標はSTRAMD的解決方法を考えることです。

STRAMDの話を周りに話した時、MBA等にある問題解決と何が違うのかと最近きかれました。

自分の言葉でしっかり伝えられなかったことに、大変悔しい思いをしました。

一期生である自分たちの中でSTRAMD的解決方法を考えることに興味がある人がいれば

声をかけてほしい。

大げさだが、これから続いていくSTRAMDにとって大きな役割を果たしたい。

そんな思いです。(期待されていないと思いますが(大笑))

それと、講義の最初に中西先生が中国で新しいプロジェクトを

行うかもしれないという話がありました。

是非、STRAMDも一緒に参加させてください。(可能な限り)

リアルを感じたい。よろしくお願いします。

《STRAMD》

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