2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

デザイン概論1

日付
2010年04月15日 18:30~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
デザインとは何か:人間を基軸にして
受講生の感想

記:高嶋 民仁

第3回 記:高嶋 民仁

驚いたことは【デザインとは何か】という大きなテーマから入った勉強だったことです。デザインとは【すべてを人間に向けて、人間を軸に置く】ものを言う。

デザインとは人間と社会と自然を取り巻いている。デザインとは人間の幸せのために創る。人間の幸せとは多様である。人間とはと不覚考えることがデザイン。

ちょっと、待て!私が思っていたデザインのイメージとは違う!益田教授にRe-ariseのはじめにデザインとは社会や会社もデザインだよって教えて貰っていたのに気づかなかった。

何故、気づかなかったのに気づいた瞬間でした。ここまで深いのか。確かに一流と呼ばれるデザイナーさんには漂う空気感がある。デザイナーさんに限らず一流と呼ばれる人には同じような空気感がある。

何故だろうと少し分かった気がした。この「人間の幸せ」という土台はひょっとしたら全てに共通していることなのかもしれない。

人間の記憶には個人的記憶と文化的記憶と前文化的記憶の3種類があり、前文化的記憶は(夕日をみた時の万国共通の感情のことを指す。)全人類が持っている記憶。その全人類が持っている記憶に訴えかけるデザインはより多くの人の心に響く。

経営も一緒なのでは。全人類が持っている記憶に訴えかけるビジョンは多くの人の心に響く。10年前に遡るとビジョナリーカンパニーで同じようなフレーズを読んで感動した記憶がよみがえる。

多くの人がそのビジョンを共有してビジョンのもとに経営を行う。私もそんな経営をしてみたいって思った時の感情が揺さぶられた瞬間を思い出した。更に驚きは日本のデザインの特性は「弱さ」。弱さとは積極的な弱さ。心に訴えかけるのは弱いもの。だから地球環境の危機的な状況や問題となっている部分に訴えかけられ自分のビジネスは始まったのかもしれない。

それにしてもSTRAMD、本当に奥が深い。2時間の授業であったが数日考えられる題材だったと感じる。

《STRAMD》

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