2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

サステナブル・デザイン2

日付
2010年06月08日 18:30~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
サステブルライフスタイル提案と世界を変えるデザイン展
受講生の感想

記:志水 あい

第16回 記:志水あい

先日に引き続き、益田先生の「サステナブル・デザイン」の講義でした。

私が栄養を専門分野にしたきっかけのひとつに、食物連鎖があります。
土の中にいる微生物の影響を受けて植物が育ち、それを草食動物が食み、草食動物が肉食動物に食べられる……。そして、あらゆる生き物が最後は土に返って微生物の栄養となり、いのちが循環するシステム。大ざっぱな解釈でしたが、幼い私にはとてもおもしろくてワクワクする話でした。
しかし、どうしても腑に落ちなかったのが、植物も、草食動物も、肉食動物も、何でも食べてしまう人間の存在。そこで人間の栄養に興味を持ったのですが、大学では答えが得られませんでした。
そのまま数年が過ぎ、食物連鎖・生物・栄養・食・文化・生活・健康・医療・介護・情報・表現・教育・農業・環境・経済……と、どんどん興味の対象は広がるものの、何から手をつければよいかわからず、仕事に関わるもの以外は放置していました。

そして、「そろそろ何かを始めよう!」と思った矢先に飛び込んできたのがSTRAMDでした。こんなことを書くと怒られそうですが、あまり深く考えたり調べたりせず、直感で「これだ!」と思って即座に願書を送っていました。そのためか、開講して間もなくは、いろいろな知識がものすごいスピードでどんどん入ってきて混乱しっぱなしでした。
ところが前回、益田先生の講義をお聴きしたあたりから、なんとなくですがSTRAMDを知ったときに「これだ!」と感じた理由が見えてきた気がします。サステナブルという言葉を中心に、私の中でこれまで点や短い線でしかなかった数々の言葉が、段々とつながってきたからです。

サステナブルは、日本語に訳しにくい言葉のひとつ。それゆえ、さまざまなテーマを包括できるようです。
現段階での私のSTRAMDのイメージは、サステナブルと同じように多くのヒト・モノ・コトをつなげるために必要な場所。そのつながりの中から何が生まれるのか……。
始まってわずか2カ月で、すでに濃厚な日々を味あわせていただいているSTRAMD。学校では教えてくれなかった答えが見つかりそうな気がして、幼い頃に感じたワクワク感が復活しています。

引き続き、どうぞよろしくお願いいたします!

《STRAMD》

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