2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2010年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論5

日付
2010年06月03日 18:30~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
感動的経営環境の創出:KENWOOD再生 デザイン教育4象限
受講生の感想

記:大河原 英治

第15回 記:大河原 英治

前回に引き続き、デザインが導く「知的美的経営」STRAMD Paradigm10 における
「1.感動的経営環境の創出」
「2.従来型デザイン教育とSTRAMD教育のポジショニング」
の講義であった。

K社の事例を伺い、ここまで企業経営を変えて行くことが出来るデザインの能力を改めて認識させられたと同時に、デザインが持つ未知なる可能性を実感した時間でもあった。

以前の講義において、
「世の中に良いデザインを存在させるには経営者にデザインの価値を解ってもらう事が重要である」と伺ったが、まさにK社トップがその重要性を理解したからこそ成し遂げられたのではないかと思う。

今日の経済不況に多くの企業が苦悩しているが、それは、まさに多くの日本企業が「人・モノ・金」の経営基盤しか、未だ持ち得ていないことの証拠とも言える。

新たな経営の要素として、デザイン思考や手法を経営戦略に取り入れ(デザインを活用し経営を変えて行く)ない限り、今後の成長は見込めないという事実を認めざるを得ない。

商品やサービスのアイデンティティを明確にし、オリジナリティのあるデザインが他社との差別化を可能にするという認識を少しでも早く持ち得た企業しか今後の競争を勝ち抜けないのではとの思いが日々強くなっている。

話は戻って、
K社が今後どのような道を進むのか、
私個人としては、中西先生に再度ご登場頂いてその行方を見てみたい気がするのだが...。

それにしてもSTRAMDの講義は時間が経つのが早く感じられる。
それだけ自分自身が集中している訳でもあるのだが、どの講義を伺っても内容が深く、講師陣の方々の巧みな話術により引き込まれている事に他ならない。

このような機会を与えて頂いた事に、今改めて感謝したいと思う。

《STRAMD》

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