2015年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2015年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

知識デザイン論1

日付
2015年07月28日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学・駿河台キャンパス
受講生の感想

記:瀬川 麻里子

今回の講義で自分にとって大きいのは
『イノベーションを起こすこと』に対して当事者意識が芽生えたことと
『デザイン思考を私が手に入れただけではだめで
一緒に働く人にもインストールしてもらおう』という気持ちの変化が起きたことだ。

講義にも"旧来の捉え方"として登場したが、
私は『イノベーション』というと企業の研究開発セクション等、
一部の人が起こしていくものだと考えており、
『イノベーション』とは何なのか、どうやったら起こせるのか等
これまで考えたことが無かったように思う。
(理系のスーパーマンがやるイメージで、自分とかけ離れた世界…という感じ)

しかし、今は需要側・社会の方から思考が産まれてくる…、
アントレプレナーが「暗黙知」を発見することからイノベーションが実現するということ、
個人~集団の間で新たな知識を想像するSECIモデルの理論などを伺って、
普段自分が職務として携わっているマーケティングとのつながり(&違い)も感じ、
はじめて『イノベーション』を自分にも関係のあることと捉えることができた。

また、「デザイン思考」のルーツについてというパートのお話では
"デザイン思考は知識創造のアプリケーションだ"というお話があった。

メーカーなど先生が関わられた企業の事例にも触れ、
研究者など専門分野をもつ人がデザイン思考を学ぶことによって
自分たちの技術の魅せ方(例:技術を化学式で表現するのではなく、触れるように見せる)などが変わったというお話もあった。

STRAMDに通い始めて数ヶ月が経っているところだが、
「STRAMDで学んで、何かビジネスに役立てよう」とくらいざっくりしていた認識が
「役立てよう」→「イノベーションを起こそう」
「私が学ぶ」→「一緒に働く人にもデザイン思考をインストールしてもらう」と
勉強して何がしたいのかもよりはっきりしてきた。

次回の講義もとても楽しみだ。
 

《STRAMD》

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