2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

ICT特論2

日付
2014年07月30日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:栗原 知也

記:栗原知也@STRAMD5期生

杉山知之先生によるICT特論の第2回目。
講義冒頭での「Re-Designing the Future」、「コンピュータとそのネットワークが空気のように存在している新世界」、「その環境が生かせるようにすべてのことをデザインし直す」との言葉に対して、初回講義の時にもそのような視点で考えたことがなかったのでとても新鮮・刺激的であったが、改めてグッと惹き込まれる。

今回のトピックは「アップル」について考えること。

パーソナルコンピュータの歴史を振り返りながら、アップルについて語られていく。
パロアルト研究所から始まり、Alan Kay、Steve Jobsとアップル、そして初期のMacの現物まで登場!
アップルの設立当初からのデザインに対する意識、哲学、こだわりがビンビン伝わってくるとともに、初期Macのインターフェイスの出来に驚かされ、「The Computer for the rest of us」であることを強く印象づけらる。
Window95が盛り上がっていた中で、MacのPowerBookユーザーであった私としては痺れた...

Steve Jobsが「The Lost Interview」の中で語っている内容が大変興味深く、また1995年時点での10年後・未来について語っているシーンもあり、それを2014年の今観るのが面白い。
「他の人と共有したい感情を上手く伝えようとするとき最も有効な媒体がコンピュータ」であるとして、アップルの歴史が、まさにAlan Kayのいう「未来を予測する最善の方法は、それを発明することだ」を体現していると感じた。

講義のまとめとして、アップルがPCに留まらず、Printing、Music、Telephone、Publishingと多くの産業構造を変えてきたとの整理があり、改めてその凄さに頷かされる。
今後、Steve Jobsがいなくなったアップルが次にどの産業を変えていくのか、変えられるのかに関心を持つと同時に、Alan Kay、Steve Jobsのようなビジョナリーは日本からは生まれるのだろうかと考えさせられた。
そうした中で自分個人としては「Re-Designing the Future」に対して、どうするかをSTRAMDでの学びを通じて考えていく。

《STRAMD》

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