2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

期待学

日付
2014年06月25日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:神谷 忠重

今回の講義を受けるにあたり、この5日前に中西先生と中川先生のコラボ・セッションである「経営デザインと期待」のセミナーに参加させて頂いていたので、今回は予習ばっちり、というつもりで受講に臨んだが、“Physical Action”で一気に不安になってしまった。そう、例のト音記号を利き手でない方の手、又は両手で書くワークである。
その後、“Short term Memory”で、中川先生曰く「人間は理知的に対応できなくなると感覚が出てくる(人間はダメと思った時に記憶を放棄する。)」という言葉の通りの行動を自ら取り“Memory by chunk”では自分には絵心がない事を改めて思い知らされた。
まさしく“右脳は笑う”である。
我ながら如何に常日頃、浅い基準で記憶処理をしていた事か。
その後V.S.ラマチャンドラン“美の普遍的法則”の9つを説明して頂いたが、その内の1つ“グループ化”の中で、先のセミナーでは「え、何?見えないよ!わからん!!」と思っていた事が、今回は犬を発見できた。
アハ!体験である。なるほど、気持ちがいい。
TVバラエティでの茂木教授ならここで終わりだが、中川先生は「人間が美しいと思う視覚刺激には、人間が生きる為に適応したり、サバイバルの為に覚えてきた事が基軸になっている可能性が高い」と続く。
確かに、文明が発達する以前、牙も爪も、強い筋力すらないか弱い人間が、自然の背景色に溶け込んでいたり何らかの障害物にさえぎられて断片的にしか見えない野獣を、「危険」だと認識して脳内処理ができた人間だけが生き残ってきた事は理解はできる。ただ、それが美の視覚刺激の基軸になる事が、よくわからない。
とにかくV.S.ラマチャンドランの“脳のなかの天使”を読んでみよう。
中川先生の講義は、この後“万感と共感覚”へと続くが、まだ復習ができておらず、講義を聞いた時の何となく分かった感覚のままである。
STRAMDの講義全般に言える事だが、講義では“なる程”と思っていても、あとで読み返し考えてみるとさっぱり理解できていない事に気づかされる。
とにかく私にとってSTRAMDの受講は毎回、頭の中をグラグラと揺さぶられる様な感覚になる刺激のあるアハ!体験である。

《STRAMD》

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