2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

ファッションと社会

日付
2014年05月21日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:安部 敏

5月22日(木)
安部 敏

 「時代を見ていないとオシャレにはなれない」
 クラス開始早々に横森先生から発せられたこの言葉で、元々ファッションに興味のあった僕は一気にテンションが上がってしまった。このクラスでは(STRAMDのクラスは毎回そうだが)表面的なファッション論などではなく、もっと深く広い角度からファッションをいうものを捉える機会を得られると感じたからだ。
 横森先生は、とても魅力的な方で、経歴もユニークながら、話がおもしろく、本当に楽しい2時間+αだった。

 クラスの前半では、先生の経歴をたどりながら、日本のファッション黎明期からどのように市場を創っていったかを多くの写真と逸話を交えながら教えていただいた。その中で、今ないものを生み出すのは、自分の範疇からしか探せない。こんなものないかなぁ、あったらいいなぁと感じるものをつくっていくという話があった。
 ここで僕は、新しいものを出しても認知をどのようにして広げていけばよいのか?と質問させていただいた。先生からの回答は、欲しい人がいれば、その人は探してくれる。その人たちに確認しながらブラッシュアップしていくことが大事。当たり、ハズレはあるもので、ハズれたら引くし、当たれば自然と広がっていく、というものだった。これには僕が今取り組んでいる新規事業と照らし合わせて、なるほど!納得するものがあった。

 後半は、視点を高くし、世界の歴史からファッションを考え、読み説く展開だった。時代によって、服の捉え方、美意識はまったく違い、ヒエラルキーも表していたことが様々な角度から学べた。ここから、服というものが一人歩きすることはなく、いかに時代の機運を反映したものであるかが感じ取れ、とても興味深かった。

 クラスの最後に、ダーウィンの「種の起源」の引用から、変わってみよう!と思うこと、変化を前向きに捉えることの大切さの話があったとき、ファッションという領域を超えて、この言葉の意味が理解できたような気がしました。

(このブログ、横森先生に、堅い!もっと右脳で書いて!って言われそう・・・)

《STRAMD》

ローディング中