2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論2

日付
2014年05月07日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:栗原 知也

記:栗原知也@STRAMD5期生

中西元男先生による戦略経営デザイン論の第2回目。そして今期初めての論宴会開催。講義内容は、まず前回の振り返りから始まり、記録し続けることの重要性、デザイン思考、日本再生の話に及んだ。

まず、前回の西新宿定点撮影を観たときの何とも言葉に言い表せない衝撃と、今回紹介のあった元国立国会図書館長の長尾真氏の言葉に、記録を丹念に続けることの重要性を強く意識させられる。

昨今、様々なところで「デザイン思考」が注目されているが、講義でのPAOSが携わったプロジェクトの映像からは、30年以上前から既に一部の企業では「デザイン思考」の捉え方に幅はあるものの、その重要性・必要性を認識していたのではないか。一方で、企業経営が進歩していないのか、それとも経営環境によるものかはわからないが、今日においても当時と同様の経営課題を抱えている、との印象を受けた。

周りのいう「デザイン思考」の概念はさておき、STRAMDの講義は、今回「国難の時、さてどうする?!」という問いと「新しい文化大国への道」モデルの話があったが、ものごとの根本・根源を捉える、ビジネス面でいえば企業経営の根幹に踏み込むための学びと感じている。

そうした中、これまでデザインとは全く畑違いの金融系を歩んできた私は、非常に濃密な講義内容を理解するために1つ1つの言葉に対する正確で深い理解の必要性を痛感し、普段、曖昧な理解のままに言葉を使っていることを猛省している段階。「デザイニスト」への道は長いが、まず「デザイン思考」、「知的美的経営」のエッセンスを正しく理解するところから歩みを進めようと思う。

さて、そのようなとても刺激的な講義も終盤に差し掛かっていたが、中西先生から、なんと「ここまでは前ふり!」との一言。結局、本論のProspectus10は次回以降へ持ち越しに。

そして今期初の論宴会へ突入。古代ギリシャ時代の「シンポジウム」とは、共に酒を酌み交わし、研究・議論することであったとか。今回の私個人はまだ議論できる段階になく、質問するので精一杯。早く議論できるところまでになることが当面の課題である。

連休明けののんびりモードのまま講義室に突入してしまったが、みんなのやる気・熱気に感化され、休みボケが一気に吹き飛んだ。講義から論宴会まで、刺激的で濃密な時間もお酒もあっという間でした!

《STRAMD》

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