2020.11.09
ニューノーマル時代に学ぶべきCI・戦略経営デザインの本質全3回特別集中講座オンライン(ウェビナー)のお知らせ
2018.01.10
《STRAMD》2018年度第9期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
2017.01.16
《STRAMD》2017年度第8期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
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記:四期生/江川英明 子供の頃、大きな声で挨拶するのが苦手だった。知らない人の中なら尚更だ。なかでも、不意打ちのようにやってくる自己紹介は最も避けたいイベントで、順番を待つ間の心臓への負担は身体に悪いのではと思うほど。この反応は、大学の入学式まで続いていた。 開講日から遡る数日間、頭の中は期待より不安が大きく占めていた。事務局からのメールに、4分間のセルフプレゼンテーションがあると書いてあったからだ。しかも、こう付け加えてあった。 「STRAMD流で。」 これから受講するのだから、何がSTRAMD流かは分からなくて当然だ。しかし、中西先生はじめ、講座側が何かを期待しているのは間違いない。仕事で提案をする時のクセが出て、つい答えを探してしまう。一体なにを求めているのか。 結局、答えが見えないままギリギリまでプレゼン資料に手を加え、開講式を迎えた。決して熱血ではなく、ユーモアを交えて静かに語られる中西先生の開講の挨拶を聞きながら、これからの刺激的な1年を想像し、静かに興奮していた。 いよいよセルフプレゼンテーションの時間だ。総合司会の三嶋さんから五十音順と告げられる。心拍数が一気に上がる。自分の苗字は「江川」。トップバッターでもおかしくない。鞄から資料を取り出す。意味も無くペンを握る。落ち着かない。 しかし、呼ばれたのは石田さん。スケッチブックを使った、テンポ良く、密度の高いプレゼンテーションに唖然。レベルが違う…。次は知人でもある今村さん。遅れての到着直後にも関わらず、オチまで付けて素晴らしい自己紹介。いよいよ自分かと思いきや、次は岩村さん。あだ名まで印象付けて、完璧じゃないですか…。 ついに呼ばれ、自分の番に。 もう…どうにでもなれ。 結果、時間が足りなくなって途中の画面を数枚飛ばし、残り2枚残してタイムアウト。制限時間内にゴール出来なかった事は非常に悔しかったが、すぐにオーディエンスモードに戻り、仲間のプレゼンテーションを心から楽しむ。 そもそも、答えなんか無かったんだ。 そう気付かせてくれたのは、最後にプレゼンした村田さん。仲良くなる事がこの1年の充実に繋がる、という自説のあと、スクリーンに映されたのはラジオ体操の動画!エッ~ 「さぁ皆さん一緒に!」 最初は恥じらいながら、次第に大きく…。全員でカラダを動かすのがこんなにも楽しいなんて!もちろん、先生方も一緒に。 最後に、中西先生から「自分自身をデザインしてほしい」との言葉。 そうしたい。と素直に思った。 これからの1年、活かすも殺すも全ては自分次第だということを、痛いほど自覚した初日だった。同窓生の皆さん、走馬灯に出てくるような一年にしましょう!
記:四期生/江川英明
子供の頃、大きな声で挨拶するのが苦手だった。知らない人の中なら尚更だ。なかでも、不意打ちのようにやってくる自己紹介は最も避けたいイベントで、順番を待つ間の心臓への負担は身体に悪いのではと思うほど。この反応は、大学の入学式まで続いていた。
開講日から遡る数日間、頭の中は期待より不安が大きく占めていた。事務局からのメールに、4分間のセルフプレゼンテーションがあると書いてあったからだ。しかも、こう付け加えてあった。
「STRAMD流で。」
これから受講するのだから、何がSTRAMD流かは分からなくて当然だ。しかし、中西先生はじめ、講座側が何かを期待しているのは間違いない。仕事で提案をする時のクセが出て、つい答えを探してしまう。一体なにを求めているのか。
結局、答えが見えないままギリギリまでプレゼン資料に手を加え、開講式を迎えた。決して熱血ではなく、ユーモアを交えて静かに語られる中西先生の開講の挨拶を聞きながら、これからの刺激的な1年を想像し、静かに興奮していた。
いよいよセルフプレゼンテーションの時間だ。総合司会の三嶋さんから五十音順と告げられる。心拍数が一気に上がる。自分の苗字は「江川」。トップバッターでもおかしくない。鞄から資料を取り出す。意味も無くペンを握る。落ち着かない。
しかし、呼ばれたのは石田さん。スケッチブックを使った、テンポ良く、密度の高いプレゼンテーションに唖然。レベルが違う…。次は知人でもある今村さん。遅れての到着直後にも関わらず、オチまで付けて素晴らしい自己紹介。いよいよ自分かと思いきや、次は岩村さん。あだ名まで印象付けて、完璧じゃないですか…。
ついに呼ばれ、自分の番に。
もう…どうにでもなれ。
結果、時間が足りなくなって途中の画面を数枚飛ばし、残り2枚残してタイムアウト。制限時間内にゴール出来なかった事は非常に悔しかったが、すぐにオーディエンスモードに戻り、仲間のプレゼンテーションを心から楽しむ。
そもそも、答えなんか無かったんだ。
そう気付かせてくれたのは、最後にプレゼンした村田さん。仲良くなる事がこの1年の充実に繋がる、という自説のあと、スクリーンに映されたのはラジオ体操の動画!エッ~
「さぁ皆さん一緒に!」
最初は恥じらいながら、次第に大きく…。全員でカラダを動かすのがこんなにも楽しいなんて!もちろん、先生方も一緒に。
最後に、中西先生から「自分自身をデザインしてほしい」との言葉。
そうしたい。と素直に思った。
これからの1年、活かすも殺すも全ては自分次第だということを、痛いほど自覚した初日だった。同窓生の皆さん、走馬灯に出てくるような一年にしましょう!