2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

エモーショナルビジネスデザイン論4

日付
2012年11月22日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
ビジネスモデルをデザインする
受講生の感想

記:古石 卓巳

記:古石卓巳

経営戦略を持続的な競争優位性を確立するための構造化されたアクションプランと定義するならば、現代は”戦略受難”の時代かもしれない。なぜなら、現代のデジタル&グローバルな環境では、戦略は構造化したとたん模倣されコモディティ化するからである。

ドラッカーは、企業の目的は顧客の創造であり、そのためにはマーケティングとイノベーションが必要であると言う。ならば一層現代は、持続的な競争優位性を築くには「不断」のイノベーション、それもプロダクトを越えたビジネスモデルそのもののイノベーションが問われてくる、大変な時代とも言える。

ではどうするのか?EBD(エモーショナルビジネスデザイン)論の最終日では、3つの演習を交えながら理解を深めていった。

まず欠かせないのが、顧客視点である。当たり前と思いきや、すぐに演習で面食らった。お題は「顧客視点で自己紹介をせよ」。①私の仕事は○○です(会社名や肩書きではない)。②私は△△ができ、あなたに□□の価値を提供できます。③なぜなら、私のユニークな価値は○○だからです。相手に取っての価値とは何か?送り手発想ではなく、受け手(顧客)発想でやると意外に差別化が難しいことに、皆が気付く。

次に、各々自社のビジネスモデルを『ビジネスモデルジェネレーション』に示された「Canvas」に沿って説明を試みる。このCanvasの特徴は、ビジネスモデルを固定化せずパズルのようにはめ込み入れ替え可能な点である。ある部分を変えると他の部分がどう変化するのかを、簡単にシミュレートできる優れたフレームワークツールである。

最後に、星野リゾートによるホテル再生の事例に触れ、グループでディスカッション&プレゼンで締めくくった。誰に対して何を提供するのか?徹底して顧客視点でコンセプトを明確化し、Mission Drivenによって模倣困難なほどのオペレーションに徹底的に落とし込むことが、再生の鍵であった。

河野先生による4回のEBD理論講義では、繰り返し「経験価値」「顧客視点」「差別化」「戦略イノベーション」「ユニークな提供価値」などの言葉に触れた。実は、この繰り返しや演習を通じて、STRAMDの講義そのものも我々にユニークな経験価値を提供してくれていることに、改めて気付くことができた。Thanks for making Emotional!

デジタルハリウッド大学院と連携5年目 2017年度第8期開講

《STRAMD》

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