2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

期待学

日付
2012年07月05日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
期待学とは何か 共感覚ワークショップ-2
受講生の感想

記:小田 邦生

第21回 記:小田邦生

日本人は、世界一不安を感じやすい。
そんな不安を研究し、それらを「期待」という新たな心持に変えていく過程を
デザインという考え方に則して研究開発する試みのこと=「期待学」という。

期待と不安は、密接な関係にあり、不安は、「感動」と「失望」どちらかに落ち着く。
「期待以上」の感動を与えるか、「期待はずれ」の失望を与えてしまうか。事前の計画が重要となってくる。

自分の普段の仕事では、「期待以上」と「期待はずれ」の間=「期待通り」にお客様が落ち着くような提案をしていたのかもしれない。

リスクを避けお客様が期待通りと思えることがゴールだと思っていた。
しかし、「感動」と「失望」は、経験値であり、知っていることは期待感が薄く、思っている以上の感動は与えられない。
改めて自分の仕事での考え方を改めるきっかけとなった。

期待学の講義の後は、共感覚のワークショップ。
五感(香り)をつかった共感覚のワークショップを行いました。
・香りからイメージするイラストを描く
・粘土に香水をかけて、想像するソファーを作る


どちらも、生徒一人一人内容は違えど、共通するものがあり、それが目の前で実感できた。

そして目の前で新しい方程式が実証されたような(?)今までに無い感覚を覚えていた。
まさに期待学は、「期待以上」の授業でした。

《STRAMD》

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