2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2012年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

日本文化とデザイン論3

日付
2012年06月21日 19:00~
場所
桑沢デザイン研究所
概要
琳派の系譜:光琳・宗達・光悦から現代作家まで
受講生の感想

記:畑中 朋継

第17回 記:畑中朋継

『最近、身の回りにあるデザインが繊細に見える』

そういう疑問を何となく抱いていた。そして内田先生の3回目の講義が始まる。
内田先生のいつも深くて重い言葉が飛び出す中、21世紀のデザインのあり方が
テーマになった時、「弱さ」がキーワードで出てきた。
・「弱さ」はネガティブイメージが伴うが、ポジティブなものとして伝えることが日本文化
・「弱さ」は人間の心と深く関わっている
・20世紀社会は「強すぎた」のではないか、そして自由に見えて実は不自由な状況

そう、周りにはたくさんの風景やモノが溢れている。なのに目に映るのは何故繊細に
見えるものばかりなのか?
それは、繊細なデザインを美しく、心地良いと感じる日本人のDNAを引き継いで
いるからだ!
と確信したのだ。

講義の前半では前回の振り返りを含め、琳派と今日の装飾性についての話もあった。
「現代の装飾は装飾的であり過ぎた。今、琳派の装飾を取り上げてみることで、
今日(の日本人のデザイン観)につながっているはずだ」というお話し。
「身分の上下に関係なくみんなで作った文化は日本だけ」というお話し。
観察から始まった日本文化は自然の微細の中に「美」を見つけ、
移ろいやすさ、はかなさ、曖昧さ、の中に美しさを発見
したのだ。

また1つ、今まで感じていた疑問が晴れた気がした。

それにしても、内田先生が講義で出される豊富な写真にはいつも驚かされる。
知識に裏付けされた言葉が更に重みを増す。ビジュアルが不勉強のアタマの中に
次々と叩き込まれる。

STRAMDのメンバーはそれぞれ異なるバックグラウンドを持った集まりだ。
しかし、それぞれに正解が無くて抱える疑問や好奇心に対して、内田先生の講義は
いつも必ずヒントを与えてくれているはずだ。

デジタルハリウッド大学院と連携5年目 2017年度第8期開講

《STRAMD》

ローディング中