2020.11.09
ニューノーマル時代に学ぶべきCI・戦略経営デザインの本質全3回特別集中講座オンライン(ウェビナー)のお知らせ
2018.01.10
《STRAMD》2018年度第9期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
2017.01.16
《STRAMD》2017年度第8期生募集記念 公開シンポジウム(無料)のご案内
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第26回 記:野田泰平 今回の講義のテーマは「創造と知性」でした。 始めに「人間の知の条件」で講義がスタートし プラトンも伝えている知性概念の構造の説明がありました。 知性概念の構造 理性 Category 創造 知性 悟性 概念 Concept 感性 理性は超越界にあり、感性は経験界にある。 理性は(純粋)直観(直知)であり、 理性にはIdea(観念)、Logic(論理)、Rational(合理)がある。 感性は直感であり、 感性にはSensory, Sensitivity, Sense,やFeeling/Sentimentがある。 また共通感覚=Commonsenseもここにある。 観念は理性的に見ることで、これらのことを広義の知性という。 観察することは見るだけではなく、直観する部分でもある。 次に「創造の階梯」の説明でした。 創造の階梯には 準備 → 苦悩 → あたため → 啓示 事例: ・Reminiscence現象 ・Aha!反応(アルキメデス) 「創造性とは99%の汗と、1%の霊感だ」とあるように思い悩むことの先に 創造があると学びました。 また、スランプの先には成長があるという言葉も印象的でした。 そして創造性を生み出すのには洞察が大切で洞察には2種類ある。 ・収斂洞察 ひとつの明確な目標があり、それに向けて問題解決を進めていく中で生じる洞察。 ・拡散洞察 特定の目標なしに、偶然生じる洞察。 この洞察の話は内田先生の講義でも、日本は観察の文化だと学んできましたので さらに、深い学びになりました。 記号 ← ← 一定のコード体系のもとで 公共性を持ち、規範化している。 ↓ 意味生成性 ↑ 情報 情の報せ。私的 ↓ 差異を生む、差異を持つ ↑ 知識 知り(五感で知り)、 識る(共通感覚で識る)こと ↓ ある種の企図 → ↑ ・ ・ 構想 ・ ↓ 象徴: 「象徴化」原生的に共感しうる一定の集合無意識的なパトスを 生きたままロゴスに吹き込みデザインしようとすること。 「ある種の企図」について Design = de - sign 脱 創造とは生み出しであり、発端である。 「意識的には意図的な生産活動であり、加えてそれは喪失感覚を含む状況を持つ活動」 「求心と遠心」にいて 求心→Origin:中心化、規範、コード 遠心→Beginning:脱中心 Q.始源に戻ろうとするのは何か? →A.無機的な状態への帰還 Q.始源から遠ざかるのは何か? →A.脱中化、脱規範、脱コード Q.リーダーとイニシエーター(改革者)の差異は何か? →A.リーダーは一人で中心にいなければならないので求心の中心にいる。 イニシエーターは中心から遠ざかる一番外にある。 わたしが今回の講義の中で一番印象に残り、感銘したのは このイニシエーターの考え方でした。 講義後の質疑応答の際に、日本人らしさは何かと質問したのですが 半田先生の答えは、「日本人はリーダーではなくイニシエーターだ。」というものでした。 さらに 「日本人の祖先(ルーツ)は中心から東へ、日出る方へ逃げてきた。 そして行き着いた先が今の日本である。 だから日本人はイニシエーターで改革者の集まりでできた民族なのだ。」 わたしは嬉しくなりました。 内田先生の講義に前文化的デザインの話を伺った際に人の前文化的記憶と そこにデザインを施す、我々日本人の文化的価値観の関連に 正直自分なりの解を見出す方向性もわからないままでいました。 加えて今の日本の閉塞感、脱力感、将来への不透明感から日本に希望を持たすためには どうしたらいいのか悩んでいました。 リーダーの条件はビジョン、ミッション、理念を持つことだと考えます。 しかしそれよりも大切なのはその考えを支える哲学を持つことだと思います。 中西先生から教わった、伝えるに値する価値は伝えるに値する哲学ではないかと 今時点ではわたしはそう考えています。 陽明学に ・心即理 ・知行同一 という考え方があります。 自分なりには下記のように心と行いが一緒だと読み取っています。 心=理 ↓ 知=行 そしてこの心の部分が日本人らしさであり、文化的価値観だと考えています。 今回の半田先生の講義から、わたしはこの心に宿る前文化的価値の中に イニシエーターがあるのだと学びました。 そう考えると中西先生の蘇業という言葉が思い出されて いろんなものが繋がって見えてきました。 この先のSTRAMDの方向性が見えてきた気がしました。 まだ講義の途中ですので(猿人の話も気になりますので)来週もぜひわたしに ブログの続きを書かせていただきたいと強くお願いします。 長い文章ですみません。なかなか美的に書けませんでした。
第26回 記:野田泰平
今回の講義のテーマは「創造と知性」でした。
始めに「人間の知の条件」で講義がスタートし
プラトンも伝えている知性概念の構造の説明がありました。
知性概念の構造
理性
Category
創造 知性 悟性 概念
Concept
感性
理性は超越界にあり、感性は経験界にある。
理性は(純粋)直観(直知)であり、
理性にはIdea(観念)、Logic(論理)、Rational(合理)がある。
感性は直感であり、
感性にはSensory, Sensitivity, Sense,やFeeling/Sentimentがある。
また共通感覚=Commonsenseもここにある。
観念は理性的に見ることで、これらのことを広義の知性という。
観察することは見るだけではなく、直観する部分でもある。
次に「創造の階梯」の説明でした。
創造の階梯には
準備 → 苦悩 → あたため → 啓示
事例:
・Reminiscence現象
・Aha!反応(アルキメデス)
「創造性とは99%の汗と、1%の霊感だ」とあるように思い悩むことの先に
創造があると学びました。
また、スランプの先には成長があるという言葉も印象的でした。
そして創造性を生み出すのには洞察が大切で洞察には2種類ある。
・収斂洞察
ひとつの明確な目標があり、それに向けて問題解決を進めていく中で生じる洞察。
・拡散洞察
特定の目標なしに、偶然生じる洞察。
この洞察の話は内田先生の講義でも、日本は観察の文化だと学んできましたので
さらに、深い学びになりました。
記号 ← ←
一定のコード体系のもとで
公共性を持ち、規範化している。
↓ 意味生成性 ↑
情報
情の報せ。私的
↓ 差異を生む、差異を持つ ↑
知識
知り(五感で知り)、
識る(共通感覚で識る)こと
↓ ある種の企図 → ↑
・
・ 構想
・
↓
象徴:
「象徴化」原生的に共感しうる一定の集合無意識的なパトスを
生きたままロゴスに吹き込みデザインしようとすること。
「ある種の企図」について
Design = de - sign
脱
創造とは生み出しであり、発端である。
「意識的には意図的な生産活動であり、加えてそれは喪失感覚を含む状況を持つ活動」
「求心と遠心」にいて
求心→Origin:中心化、規範、コード
遠心→Beginning:脱中心
Q.始源に戻ろうとするのは何か?
→A.無機的な状態への帰還
Q.始源から遠ざかるのは何か?
→A.脱中化、脱規範、脱コード
Q.リーダーとイニシエーター(改革者)の差異は何か?
→A.リーダーは一人で中心にいなければならないので求心の中心にいる。
イニシエーターは中心から遠ざかる一番外にある。
わたしが今回の講義の中で一番印象に残り、感銘したのは
このイニシエーターの考え方でした。
講義後の質疑応答の際に、日本人らしさは何かと質問したのですが
半田先生の答えは、「日本人はリーダーではなくイニシエーターだ。」というものでした。
さらに
「日本人の祖先(ルーツ)は中心から東へ、日出る方へ逃げてきた。
そして行き着いた先が今の日本である。
だから日本人はイニシエーターで改革者の集まりでできた民族なのだ。」
わたしは嬉しくなりました。
内田先生の講義に前文化的デザインの話を伺った際に人の前文化的記憶と
そこにデザインを施す、我々日本人の文化的価値観の関連に
正直自分なりの解を見出す方向性もわからないままでいました。
加えて今の日本の閉塞感、脱力感、将来への不透明感から日本に希望を持たすためには
どうしたらいいのか悩んでいました。
リーダーの条件はビジョン、ミッション、理念を持つことだと考えます。
しかしそれよりも大切なのはその考えを支える哲学を持つことだと思います。
中西先生から教わった、伝えるに値する価値は伝えるに値する哲学ではないかと
今時点ではわたしはそう考えています。
陽明学に
・心即理
・知行同一
という考え方があります。
自分なりには下記のように心と行いが一緒だと読み取っています。
心=理
↓
知=行
そしてこの心の部分が日本人らしさであり、文化的価値観だと考えています。
今回の半田先生の講義から、わたしはこの心に宿る前文化的価値の中に
イニシエーターがあるのだと学びました。
そう考えると中西先生の蘇業という言葉が思い出されて
いろんなものが繋がって見えてきました。
この先のSTRAMDの方向性が見えてきた気がしました。
まだ講義の途中ですので(猿人の話も気になりますので)来週もぜひわたしに
ブログの続きを書かせていただきたいと強くお願いします。
長い文章ですみません。なかなか美的に書けませんでした。