2015年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2015年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

美的感覚練成論3

日付
2015年11月25日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:星山 哲廣

今回は急遽予定変更となり
金子先生の「美的感覚練成論(3)」の講義となりました。

テーマは文字

去年までは2回に分けていた内容を
今年は一回でまとめたという事でかなり内容もボリューミーでした。


まずはアルファベット。
トラヤスの碑文からアルファベット文字の成り立ちや
デザイナーでなくとも知っている人は多いだろう書体の「Helvetica」の話。

書体の歴史と変化の過程をビデオと実習を交えて一気に駆け抜けていく。


次に漢字。
BC2000年代から現代までの漢字の発展と文明の流れをまとめて頂いた
資料を確認しながら学んでいく。


今回の講義を受けて感じたのは
文字は時代によって常に変化してきているということだ。
そして現在も次のその変化の過度期にいる。

スマホやタブレットなどの出現により
文字を紙ではない新たなデバイス(ディスプレイ)で表示し
それに触れる機会が格段に多くなった現在において
ディスプレイに最適化されたフォントが出始めてきている。

AppleはIOS9からシステムフォントを「Helvetica Neue」から
Apple が新たに開発した「San Francisco」を発表したというニュースも記憶に新しい。

詳しい内容は調べると記事がたくさん出てくると思うのでここでは書きませんが
今までのフォントと決定的に違うのは動的に変化するということだ。

まさにデジタル時代のフォントと言えるだろう。
 

最後に個人的な講義の感想として
文字と文明の関わりに想いを馳せながら
言葉と文字の成り立ちについてどうゆう関係性があるのだろうかという事に
興味を抱かせてくれる講義でした。

ありがとうございました!

《STRAMD》

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