2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院 2014年度 カリキュラム@デジタルハリウッド大学院

戦略経営デザイン論9

日付
2014年12月03日 19:00~
場所
デジタルハリウッド大学院大学
受講生の感想

記:北畑 栄

今回の中西先生の講座のテーマは【発想法】です。残り少ない先生の講座の二番目のテーマとなっています。
受講生は皆先生の【発想法】をぜひ知りたいと思っていたはずです。
実際の業務の中で、どのような発想をしてあのような多くのアイディアと実績を残してこられたのかを知ることは、結果の素晴らしさを知ることと同様にとても大切です。

どこでアイディアが生まれたか・・・・
やはり中西先生も昔から言われるように三上(枕上、鞍上、厠上)の時に新たなアイディアが生まれることがあったと言われました。
ただ新しいアイディアが生まれる前提として、所謂【産みの苦しみ】を繰り返す努力があって初めて三上という空間でアイディアが生まれることは言うまでもありません。

またその【苦しみ】は私たちの想像をはるかに超えたものであると思います。

ところで、私の三上の一つは(散歩)ですが、これは(鞍上)に近いものですね。気持ちのよい空間を移動するのは心地よいものです。私は東郷神社、表参道、大好きな代々木体育館辺りを散歩すると頭もスッキリとして新しいアイディアが生まれるような気がします。

ブレインストーミングの効用についても話されました。
お互いを刺激、触発し既成概念に囚われず羞恥心をなくすようなブレインストーミングは新しいアイディアを出やすくするものです。
しかし、私の事務所が自由な新しいアイディアが出やすい環境になっているのかと自問自答せざるを得ません。
私自身が今までの成功事例に集約させ、無難なデザインに落ちつかせようと誘導しているのではと感じています。

困ったときの【アイディア発想】についてアドバイスも頂きました。
・主軸(主役)ずらし
・逆転発想
・奇常識
・単位の入れ替え
以上の4点について、わかりやすい実例を通して説明をいただきました。
私には(奇常識):当たり前の逆を行くという発想法がとても新鮮に感じました。

建築には常識的な事柄が多いものです。しかし、常識を疑い(奇常識)の発想で考えることも重要であると感じています。

新しい発想やアイディアがなければ企業も人も進歩しません。しかしこれらが簡単に出てくるものではないのも事実です。
今日の講座で先生が実体験を通して話された発想法を忘れず、行き詰まったら先生の言葉を思い出しながら私は散歩を続けたいと思います。

《STRAMD》

ローディング中